2013年12月25日水曜日

新天龙八部 2013 | 美女列伝 -- 鹿鼎记!?



中国の武侠ドラマだからといって、どれもが面白いわけではありません。たとえば 《天下第一》 2005。李亚鹏、霍建华、黄圣依、高圆圆、张卫健など豪華メンバーを集めたものの、まったく見どころのないドラマでした。

金庸ドラマだからといって、どれもが面白いわけではありません。たとえば 《雪山飞狐》 2007 でしょう。見れば見るほど、どんどん腹が立ってくる最低のドラマでした。

《天下第一》 は王晶がプロデュース、《雪山飞狐》 は王晶が監督をしています。映画監督としての王晶のことは別にして、この人が関わるテレビドラマはどれもダメダメのようです。言っちゃえば、映画だって面白かありません。

《雪山飞狐》 はじめっとっとしているところが、特によくありませんでした。金庸ドラマは、もちろん恋愛がらみとか悲劇がらみとか、そういうのがたくさんあるわけですが、それをじめじめじめっと描いてしまうと、必ずや失敗してしまうように思います。

そういう意味では、このドラマが阿朱のメロドラマにくどくどこだわった時、けっこう先行きが心配になってきました。さあ、どうなっていくのでしょうか。

天山童姥(姥姥)

阿紫の登場以降、女性キャラクタはしばらく登場しません。阿朱がいなくなった後、しばらくは阿紫が主役になると言っていいでしょう。阿紫というのはいわゆる悪女ではありませんが、たくさんの悪さをします。

中国の人にとっては、阿紫とうのは、わがまま娘として、けっこう単純に笑えるキャラクタなのかもしれません。

あれこれなんだかんだあって、やっとこさ天山童姥が登場します。天山童姥が出てきたとうことは、ストーリー的に言うと、もちろん虚竹も登場しています。

金庸ドラマではたくさんお坊さんが登場しますが、虚竹は特に変な坊さんです。でも、もっとも金庸らしいキャラクタであると言ってもいいと思います。

ぼくたちは天山童姥の登場を待ちに待っていたわけですが、パッと出てきてと思ったらパッと死んじゃいます。

天山童姥を演じているのは金铭という人です。百度百科では、金铭の出演は客串と書かれているので、そういうことになったのでしょう。

李秋水

天山童姥が出てくれば、李秋水も出てきます。李秋水を演じているのは、台湾の贾静雯というおねーさまです。この人は、《倚天屠龙记》 2003 にも出ています。

李秋水もパッと出てきてすぐ死んじゃいます。客串だからというか、天山童姥といっしょに死ぬのでしかたがありません。なんで天山童姥と李秋水が、ずっと戦っているのかというと……。

李碧云

ほんのちょこっとしか登場しませんが、李碧云は李秋水の妹です。やっと女神像の謎が解けるわけです。

演じているのは高圆圆です。この人は、日本でも知られているものだと 《倚天屠龙记》 2003 とか 《天下第一》 2005 とかに出ています。

银川公主(梦姑)

天山童姥は虚竹を連れて西夏の宮殿に潜り込み、復活の修業を始めます。ところが、虚竹が自分が僧であることにこだわり、肉を食わずに飢えそうになります。業を煮やした天山童姥は、虚竹に女を与えます。

その女が誰かというと、西夏の银川公主です。梦姑を演じているのは王雅慧で、この人の情報はネットにはまだないので、は新人かもしれません。

そういうわけで、银川公主のお婿さん選抜大会が開かれることになり、天下の腕自慢が集結します。ここも 《天龙八部》 の見所のひとつのはずなのですが……。

梅剑+竹剑

もう、ほとんどの女性キャラクタは紹介してしまいました。でも、あと二人、楽しみにしていたキャラクタがいます。逍遥派の分派である天山童姥が率いていた灵鹫宫の梅剑と竹剑です。

灵鹫宫のメンバーとして、虚竹のあれこれを面倒見るのが梅剑と竹剑です(原作でどうなってるのかは知りません)。この二人が木婉清同様に長方形顔なので、ぼくはうれしくなってしまいました。このドラマは、長方形顔の女の子が好きなのだ。


ほんとうのことを言うと、このドラマを見ていくに連れ、だんだんと飽きてきちゃいました。阿朱のくだりはじめっぽかったと言えばそうなんですが、何度か書いたようにストーリーや人物のディテールの描写が荒っぽすぎるのです。

《天龙八部》 を一度も見たことがない人が見たら、いったいなんでこの人たちはこんな大騒ぎをしているのか、不可解に感じてしまうような展開というか描き方が多すぎます。だから、多くの謎が解けていくスリルもありません。

はじめに王语嫣を見たときはこの子は問題だなあと思いましたが、やっぱり問題でした。ラスト間近の萧峰救出作戦に王语嫣がいたのかどうか、ラストの雁门关に王语嫣がいたのかどうか、よく覚えていません。

もし、王语嫣がいたとしてもクローズアップ度はとても低かったはずです。よりクローズアップされるのは、木婉清と钟灵です。この二人が段誉に対して、どんな態度を取るのかというと、“だったら私たちだって……”という感じです。

“だったら君たちだって……”--これは 《天龙八部》 というドラマを見終わったとき、誰もが持つ感想でしょう。ラストで、とりわけ木婉清と钟灵に焦点をあてるこのドラマは、この方向に傾いているわけです。

だったら、原作なんてどうでもいいから、それを全面展開してしまってもよかったのにね。

《新天龙八部》超长精彩片花 钟汉良裸身出镜高清版


吐槽新天龙八部穿帮镜头 剧中衣服比尿不湿还..都好流弊的样子


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